カウンセリングでカウンセラーが守らなければならない倫理
二重関係の禁止・私的利用の禁止・性的行為の禁止・守秘義務・インフォームドコンセントなどカウンセリングにおける倫理があります。今回は【カウンセリングでカウンセラーが守らなければならない倫理】について掘り起こしてみましょう。
二重関係の禁止
カウンセラーは私的な関係のある人物にカウンセリングをしてはいけないのです。私的関係とカウンセリング関係が重複しますので禁止されています。カウンセリングの場だけの付き合い・関係であることが求められています。
私的利用の禁止
カウンセリングの目的は相談者の福祉や福利に貢献するためで、それ以上のものを要求したり、カウンセラー自身の欲望のために利用することは私的利用となり禁止行為になります。
性的行為の禁止
性的な関係を相談者と持つことは相談者から求められても禁止されていますし、どんな形でも相談者は性的行為で傷つくからです。
守秘義務
相談者から聞いたことを、みだりに第三者に話しをしたり公開してはいけません。プライバーが守られるからこそ自由に話しができるからです。秘密をばらされると傷ついてしまいます。
インフォームドコンセント
カウンセラーはカウンセリングの方法や心理査定の方法などわかりやすく説明する義務があり、相談者から同意を得てからカウンセリングを実施することになっています。