カウンセリングで、頻繁に使用させる技法や方法の基礎知識
今回は【カウンセリングで、頻繁に使用させる技法や方法の基礎知識】についてまとめておきましょう。傾聴・沈黙・うなづき・あいづち……こういった方法を全て使うことはなくて、状態・タイミング・戦略によってケースバイケースで適宜使っていくことになります。
傾聴
相談者の話に耳を傾ける方法で、批判したり、評価したり、遮ったりすることなく、思っていることを言い切るまで待つのがポイントです。
沈黙
カウンセラーはどういった沈黙なのかを把握して、待つべきか話すべきかを瞬時で見分ける必要があります。
うなづき
相談者の発言に対し「ウンウン」と言ったり首をふったりする手法で、話を聞いている姿勢や態度が滲みでてきます。
あいづち
「そうですね」「へぇ」「そうなのか」「なるほど」などの間投詞を入れることで、うなづきよりも具体的な言葉を挟み、対話を促進する効果があります。
くり返し
相談者の言葉をそのまま言い返すことで、話を聞いてもらっている実感に繋がります。
承認
相談者のことを評価して褒めて励ます手法で、承認されることで勇気がでて救われることも多いです。
保証
不安や心配に対して「大丈夫」とか「問題ない」とか安心感を与える効果が期待できます。
その他
これ以外にも、「要約」「質問」「助言」「明確化」「解釈」「自己開示」などがあります。